最近はスマートフォンも含め、デジタルカメラは高画質が当たり前になっていますよね。
でも実際、どのくらいの画素数以上のものを選べばいいのでしょうか？

答えは用途に応じて必要な画素数は変わってきます。
そこで今回は、画素数によるカメラの性能の違いについてお話しします。

デジタルデータとしての写真は、画面上に無数に存在する「点」によって表現されています。
この点を画素（ピクセル）と呼びます。

画素数とはピクセルの総数のことです。
画像データは、小さな点（ピクセル）の集合で色を表現しており、画素数とはその点がいくつあるかを表しています。
点が多ければ多いほど細かく色を表現することができるので、画素数が高いほど描画の細やかな写真を撮ることができます。 逆に画素数が低いとプリントした際に全体的にぼやけたものになってしまいます。

カメラの画素数は「○○×□□ピクセル」と表示されますが、これは横に○○個、縦に□□個の点が使われていることを示します。
ピクセルが横に1,280個、縦に960個敷き詰めることのできるカメラを例にすると、ピクセルの総数は約123万個です。
1,280×960ピクセルの画像サイズで、全体で1,228,800個の点が使われていることになり、約123万画素となります。

カメラ選びに、まず何を見て決めるかと言えば「画素数」と答える人は少なくありません。 デジタルカメラが登場した当初、25万画素にも満たない低解像度であったならなおのこと画素数には注目していたことでしょう。
しかし、現在のスマホやデジタルカメラはメガピクセルがほぼ当たり前の時代です。

利用用途によって最適な画素数がありますので、どういった用途を想定しているかによって、自分が撮影する写真に合う画素数にあらかじめ設定しておくとよいでしょう。

解像度とは、一般的にはdots per inchの略である「dpi」という単位が使われており、1インチ（25.4mm）に点がいくつ詰まっているかという点の密度を表しています。
解像度が高いほど細かい部分まで表現された画像だということになりますが、dpiを上げても画素数は変わりません。

こちらも参考
写真のプリントサイズに合った画質、画素数はどれくらい？

写真の利用用途によって必要な画素数が異なります。
プリントサイズごとの推奨画素はこちらでご紹介していますので、撮影前にチェックしておきましょう。