【総集編】今さら聞けない⁉カメラ・写真プリント用語を解説

スマートフォンで手軽に写真を撮れる時代になりましたが、夜景や凝った写真を撮影する場合には一眼レフカメラがあると便利です。
しかし、一眼レフには多くの機能に加えて、聞き慣れない用語もたくさんあります。
用語を理解して撮影を行えば、もっと楽しい写真ライフになりますよね!

今回は、カメラと写真プリントの知っておきたい用語についてご紹介します。
以前紹介したところも含まれていますが、復習も兼ねてご覧ください。

よく使うカメラ用語と撮影モード

カメラ用語まとめ

カメラの機能などの基本的な用語についてご紹介します。

露出

写真の明るさ、光の量。

絞り値(F値)

光の量をコントロールする機能。絞りを変えるとピントを調整することができるので、下の写真のようにF値を小さくすると周りがボケます。
逆に、F値を大きくすると全体的にはっきりとした写真になります。

シャッター速度

シャッターが開き、光をイメージセンサーに入れる時間のこと。

ISO感度

一定の時間に画像センサー(撮像素子)が受け取れる光の量を数値化したもの。

ホワイトバランス

白いものが白く写されるように調整するもの。

AEロック

撮影する際にシャッター速度と絞りを固定して撮影すること。

被写界深度

写真の焦点が合っているように見える被写体側の距離の範囲のこと。

ファインダー

写真を撮影する際に使用するのぞき窓のこと。

F値 3.5

F値 3.5の写真

F値 22

F値 22の写真

簡単撮影モード

オートモード

絞り値(F値)やシャッタースピードをカメラがコントロールしてくれる。
この他にも選択するだけで簡単にシーンに合わせて撮影してくれるモードがあります。
用途に合わせて撮影をしてみるのがよいでしょう。

応用撮影モード

Pモード(プログラムモード)

ISO感度やホワイトバランスを撮影者が決めることができる。シャッター速度と絞り値(F値)はカメラが自動で決めてくれる。

Sモード(シャッター優先モード)

シャッター速度を決めることができる。絞り値(F値)はカメラが自動で決めてくれる。

Aモード(絞り優先モード)

絞り値(F値)を決めることができる。シャッター速度はカメラが自動で決めてくれる。

Mモード(マニュアル露出)

シャッタースピードや絞り値(F値)を撮影者が決めることができる。
※カメラの機種によって撮影モードが異なることがあります。

ご注文時に役に立つ写真プリント用語

そもそも銀塩写真とは?

写真の元となる印画紙に赤・青・緑に対し化学反応を起こす薬剤(ハロゲン化銀)が塗布されており、この状態の紙に光を当てることで化学反応が起こります。
紙自体が発色するのできれいな仕上がりの写真になります。
町の写真屋さんで基本的に使われている写真プリント方式でもあります。

撮影画像の保存サイズについて

一眼レフで撮影する場合、JPEGとRAWの2種類のファイルタイプで保存ができるのをご存知でしたか?
基本的にはJPEGでの撮影となりますが撮影した画像の編集をしたい方はRAWで撮影するのがおすすめです。
RAWファイルで撮影を行う場合、専用のソフトがないと再生することができないことと、画像容量が大きいのでメモリに余裕があるものを選ぶよう注意が必要です。

写真プリントのサイズについて

写真をプリントする際にサイズ選択をしますが、自分の撮影したカメラによって適切なサイズがあることはご存知でしたか?

Lサイズ

町の写真屋さんでプリントされる一般的なサイズ。フィルム時代から親しみのあるプリントサイズ。

2Lサイズ

Lサイズの2倍の大きさの写真プリント。集合写真などの現像に使われることが多い。

DSCサイズ

コンパクトデジカメで撮影した画像をプリントするのに適したサイズ。

DSCWサイズ

DSCサイズの約2倍のサイズ。

LWサイズ

一眼レフカメラ用の画像比率3:2に合わせたサイズ。

KGサイズ

Lサイズよりひと周り大きいサイズ。はがきサイズとも呼ばれる。

以上が基本的なサイズになりますが、その他でもさまざまなサイズが展開されています。

PAサイズ

パノラマ撮影したものをプリントするためのサイズ。Lサイズを横に2枚並べたサイズ。

四切サイズ

一般的な大伸ばし写真。A4より幅が広いサイズ。

A4サイズ

一般的なレポート用紙のサイズ。

A3サイズ

選挙で使用されるポスターとほぼ同じサイズ。

Exif情報とは?

写真をプリントする際に日付のプリントの有無を選ぶことができますが、そもそもその情報がどこにどのように保存されているかご存知でしょうか?
写真の撮影日時やカメラの機種、撮影場所や撮影の設定方法が入ったデータのことをExif情報といいます。

また、このExif情報は自分の撮った写真から個人を特定できる住所がわかってしまう場合もあるので注意が必要です。
例えばGPS機能をONにしておくと、SNSにアップした際に専用のソフトなどから情報を盗み取られる恐れがあるため、必要がない時はカメラのGPS設定をOFFにしておくことをおすすめします。

プリントした際に日付がプリントされないのはなぜ?

写真の加工を行ったりするとExif情報が消えてしまうことがあります。
また、写真プリントを行う際にこのExif情報を元に日付がプリントされるのですが、ご使用のカメラの設定によってはもともと日付がプリントされている場合もありますので、日付が二重にプリントされることを防止するため、念のため確認を行ってからプリントをするのをおすすめします。

トリミングとは?

画像の一部だけを切り取る作業のことを指します。写真の余分なところを切り取ることで、重要な部分を強調できます。
お店プリントやネットプリントではトリミングを確認することができるので、不要な部分や顔の一部が切れてしまわないよう調整することができます。

用語や機能を理解して楽しい写真ライフを!

いかがでしたか?
総集編ということもあり、少し覚える数が多く感じたかもしれませんが、カメラに触れるとよく耳にする用語が多いのでお役に立てれば幸いです。
そのほか、カメラ用語集ページにもさらに詳しい用語をまとめておりますので、気になる方はぜひご覧ください。

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よくあるご質問

カメラ用語の絞り値(F値)とは何ですか?

光の量をコントロールする機能です。絞りを変えるとピントを調整することができるので、F値を小さくすると周りがボケます。
逆に、F値を大きくすると全体的にはっきりとした写真になります。
そのほか、基本のカメラ用語をこちらの記事内でご紹介しています。
カメラ用語集のページでは、さらに細かい用語についてもまとめています。

銀塩写真について教えてください

銀塩写真とは町の写真屋さんで基本的に使われている写真プリント方式です。
写真の元となる専用カラー印画紙に、赤・青・緑に対し化学反応を起こす薬剤(ハロゲン化銀)が塗布されており、この状態の紙に光を当てることで反応を起こして発色させています。

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